“Once in a blue moon”
とてもpoeticな表現ですね。

このイディオムは、
『めったに~ない、ごくまれな』
という意味で使われます。

例)
A: I know that you eat healthy food. Do you ever eat junk food?
B: Yes, I do but once in a blue moon.

A: 健康的な食事をしている事は知っているんだけど、ジャンクフードは食べた事あるの?
B: あるよ。だけどめったに口にしないけどね。

なぜ、「めったに~ない」という意味に "Blue moon" が使われるのか所説はいくつかあるようですが、
その一つとして、何かしらの現象が重なった時、まれに月が青く見えることがあり、その月を blue moon と呼ぶようです。

二つ目として、基本的に満月は月に一度現れますが、月の満ち欠けと、暦の関係で、2回満月が現れる月があるようです。
その時の2回目の満月の事を blue moon と呼ぶそうです。

いずれにせよ、この blue moon はめったに見れるものではない事から、「めったに起こらない事」という意味で使われています。


天体に詳しいか人であれば、「知っているよ!」
という事もかもしれませんが、北米では自然と共に生活をしていた時の名残で、各月の満月に名前があるようです。

もともとはアメリカ先住民が名付けたもので、その後、それぞれの地域や、時代とともに名前に変化があるようですが、その一例をご紹介します。

1月・Wolf Moon ウルフムーン
真冬の寒さの中、オオカミの遠吠えが聞こえてくる季節

2月・Snow Moon スノームーン
雪がたくさん降り積もる時期

3月・Worm Moon ワームムーン
少しづつ温かくなり、worm(いも虫、ミミズ)が動きだす時期

4月・Pink Moon ピンクムーン
花が咲き始め、いたるところがピンクに色づく季節

5月・Flower Moon フラワームーン
多くの場所で花が咲き乱れている時期

6月・Strawberry Moon ストロベリームーン
野生のイチゴの収穫時期

7月・Buck Moon バックムーン
"Buck" とは雄鹿の事 春先に抜け落ちた角が、再び立派に生えてくる時期

8月・Sturgeon Moon スタージョンムーン
"Sturgeon" とはチョウザメの事 この時期にチョウザメ漁の最盛期を迎えます

9月・Corn コーンムーン
トウモロコシの収穫期

10月・Hunter’s Moon ハンターズムーン
夏に豊富な餌を食べて、肉つきが良くなった生き物を狩る季節

11月・Beaver Moon ビーバームーン
厳しい冬に向けて、毛皮のために "Beaver" ビーバーを捕獲する時期

12月・Cold Moon コールドムーン
冬の寒さが厳しくなる時期


日本でも○○の季節と、その季節ごとの風物詩があるように、それぞれの国の風物詩があり、それが身近なものに反映されているのは面白いですね。