皆さん、「ワーキングホリデー」という制度を知っていますか?
海外に興味を持っている人であれば、一度は耳にしたことがあるかと思います。
ワーキングホリデービザ、一般的に、「ワーホリ」と呼ばれることが多いかと思います。
今回は、ワーホリを使って海外に行く良し悪しを解説したいと思います。

1. ワーキングホリデーって何?
2. ワーキングホリデーで行ける国
3. ワーキングホリデーを使う理由
4. ワーキングホリデーの落とし穴
5. 成功するには



ワーキングホリデーって何?
多少国によって異なりますが、18歳~30歳を対象に原則一か国に付き一度取得ができる長期滞在用型ビザです。

通常、海外で勉強をするのであれば『学生ビザ』、働くのであれば『就労ビザ』を取得する必要がありますが、ワーキングホリデービザの場合、半年から一年の期間滞在が許可され、語学スクールに通学したり、旅行をしたり、アルバイトをしたり、と長期間に自由に色んな経験をすることができる特別なビザです。

一般的に、ワーキングホリデービザは、1年間許可されることが多いですが、オーストラリアやイギリスのように更に延長できる制度がある国もあります。



ワーキングホリデーで行ける国
1900年代までは、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランスと限られた国だけでしたが、2000年代に入ってから、ドイツ、イギリス、デンマークなどが協定国となり、現在は、

オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、台湾、香港、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン、アルゼンチン、チェコ、チリ、アイスランド、リトアニア、スウェーデン、エストニア、オランダ、イタリア、フィンランド、ラトビア

に、アジア、ヨーロッパ、北欧、南米などに広がっています。


ワーキングホリデーを使う理由
ワーキングホリデービザを使って外国に滞在する醍醐味は、長期間海外で生活ができるという点ではないでしょうか。
旅行だけでは知りえない、その国の文化をより深く知ることができますし、現地の人だけではなく、他の国からワーキングホリデービザを使って滞在している仲間を作ることもできます。

海外で仕事をする経験などなかなかできないでしょうし、日本とは異なる文化の中で生活をする事で、視野を広げ、何物にも代えがたい経験を得ることができるでしょう。



ワーキングホリデーの落とし穴
ですが、残念な事に、ワーキングホリデーに行ったからといって、全ての人が語学力をアップできたり、現地で仕事に就けるわけではありません。

ワーキングホリデービザは現地で語学スクールに通えることから、事前に語学のスキルアップをする事を見落としがちです。
言葉が話せないと、生活や仕事の幅がぐっと狭まることは想像しやすいかと思います。

仕事には就けても、日本食レストランのように日本語をメインで使う仕事だと、語学力に磨きをかけることは難しく、1年間海外に滞在したにも関わらず、言語が身に付かずに帰国になることもよくある話です。

また、日本では、『ワーキングホリデー=遊学』 のように、気楽に海外に滞在している、というイメージがあるため、帰国後に就職活動の際にその経験が軽く見られがちです。



成功するには
せっかくワーキングホリデーをしてきたのであれば、英語が使える事を証明できるように、帰国後すぐに、TOEIC®L&Rテスト、英検®など客観的に英語力を証明できる資格を受験し、身になる1年間を過ごした事を証明できるようにすることをお勧めします。

唯一無二の経験ができるように、出発前に語学学習をしっかりとし、帰国後にその経験をどのように使うかも含め計画を立てるようにしてみてください。