羨ましいを英語では?

日本語の「うらやましい」を英語で言い表す時に、envy = うらやましい という意味から、
 
”I envy you.”
と言ってしまいたいところですが、日本語で使う「うらやましい」とは少し異なるんです。

Envyには自分は持っていないが、人が持っている物に対する羨望、妬み、やっかみに使われる事が多く、

He runs his own businesses. He has nice cars and a big house. He has everything he wants. I envy him.

(自分で会社を興していて、いい車も持っているし、家も大きいし、彼は欲しい物はなんでも持っていて羨ましい)

のようなネガティブなニュアンスで使われます。

それでは、日本語の「いいな」と同じニュアンスで使われるフレーズを見ていきましょう。

よく使われる表現は “jealous”
ネイティブにとってナチュラルな表現はI’m jealous!

A: I’m going to Okinawa for my vacation.
休暇で沖縄に行くんだ!

B: Wow! I’m jealous!
いいな!

jealousには、日本語の「ジェラシー」のように、「嫉妬深い」「やきもちを焼く」のような恋愛関係のジェラシーの意味があります。
そのようなシチュエーションにももちろん使われますが、恋愛以外の「羨ましいな」の意味でも使われます。

てっぱんのThat’s good/great!
シンプルに「いいね!」を表現するにはGOOD! Great!です。
この表現には「うらやましい」という意味は含まれていませんが、そのニュアンスを含めたい場合には、イントネーションで羨ましさを表す事ができるフレーズです。

A: I passed my driving test.
運転免許のテストに受かったんだ!

B: That’s good, but I didn't
よかったね。私は落ちたけど・・・。


羨ましいを英語では?
ラッキーなシチュエーションで使えるLucy you!
幸運な、運がいい、という意味のlucky。 
直訳すると「幸運なあなた!」というフレーズは、「いいね」「ラッキーだね」という意味で使われます。

A: My friend invited me to a cruise.
友達がクルーズに招待してくれたんだ。

B: Lucy you!
 ラッキーだね


〇〇だったらよかったのに I wish I were 〇〇
〇〇さんの立場だったらよかったのに(実際はそうではない)、で、羨ましさを表現する事も出来ます。

A: John passed the exam without studying much.
ジョンはあまり勉強せずに試験に通ったんだって。

B: I wish I were him. I studied a lot but I failed the exam.
彼だったら良かったのに。たくさん勉強したけど試験に落ちたんだ。

I wish I were him. の wereはwasの間違いではないの?
「私が彼だったなぁ~」という表現は、実際の事とは異なる事を表す「仮定法」となります。
仮定法過去でbe動詞を使う場合には、主語がI であれ、Heであれ関係なく“were“ を使います。

ネイティブの中には、"was" を使っている人もいるようです。
言語は時代とともに変化するもの。
将来、学ぶ仮定法過去に使うBe動詞は主語によって変化しているかもしれませんね。

今回は様々な「うらやましい」「いいね」を紹介しました。
羨ましがるにも色んな表現がありますので、色んな表現を使いこなしてみてください。