日本語の「見る」という行為には、
「テレビを見る」「友人を見かける」「変わった生き物を食い入って見る」
の様に様々な種類がありますね。

"look"、"see"、"watch" 全てを日本語では「見る」と訳しますが、単語が違えば意味が変わってきます。
それに似合ったシチュエーションや、ニュアンスで使い分けが必要になります。

see意識をせず自然と視界に入ってきたもの
I saw her yesterday.
昨日、彼女を見たよ。

look見る事に意識をして、見たいものの方向に目をやるイメージ
Look at the sky. It’s beautiful!
空見て。めっちゃ綺麗!

「ふり返る」を英語では"look back"と言いますね。
後ろにあるものを意識して見るというアクションに使います。

watchテレビや、スポーツ観戦など、動いているものを意識して見る場合
I watched a baseball game last night.
昨晩、野球の試合を見たよ。

gaze  :興味・関心を持って見続ける(見とれる)
A small kid is gazing at an elephant.
小さい子が象に見入っている。

stare驚いて、怖くて、見つめる、凝視する。
Don’t stare at me.
ジロジロ見んなや。

glanceチラ見、目を通す。
I glanced at her watch.
彼女の時計をチラっと見た。

gaze と stare の違ってあるの?
じっと見る、という行動としては同じですが、gazeは興味や、好奇心を持ってじっと見る時に使います。
そのため、じっと見るという行動は、良い意味で見入っている、見つめている、見とれている、という意味で使われます。

逆に、stareには、「ジロジロと見る」という、マイナスなイメージの時にも使われます。

そのため、「私をじっと見ていた」という文章でも単語を変えると、
She gazed at me. (彼女は私を好意を持ってじっと見つめた。)
She stared at me. (彼女は、私をジロジロと見てきた。)

と主語(She)の感情が「私を見つめてくる。うふふ。」と「私を不審者のような目でみてくる・・・」のように異なってきます。

このように感情の違いも伝わってくる英単語もありますので、see, look, watchに限らず使い分けてみてください。