say, speak, talk, tell の違いが分かりにくいな、と思われている人は少なからずおられると思います。
日常的に使われている単語だからこそ、使い分けが難しい!ですよね。
今回は、その違いの説明です。
まずはクイズから、
( )にそれぞれsay, tell, speak, talk どの動詞を使うか当てはめてみましょう。
(時制も考えてね)
- Tom ( ) he would come back later.
- Tom ( ) Japanese very well.
- Tom ( ) me everything yesterday.
- Tom ( ) about his family very often.
どこに焦点が当てっているか見極めよう!
大きく分けると
say と tell : 伝える内容に焦点を当てる場合、
speak とtalk : 話すという行為に焦点を当てる時に使います。
say
sayは発する言葉、セリフ、(伝える内容)に対して使います。
He said “hello!”.
( 彼は「こんにちは“hello!”」と言った。)
What did you say?
( 何て言った?)
Say something!
( 何か言ってよ!)
tell
Tellはメッセージや情報を人に伝える、知らせる時に使います。
例)I will tell you my secret.
( 私の秘密を教えます。)
Can you tell me your email address?
( Eメールアドレスを教えてくれない?)
speak
speakは話すという行為に対して使いますが、その話す行為が一方向に向いている時に使います。
イメージしやすいのは、Speakの名詞 ”speech” スピーチが正にその行為を表すように、話者のみがしゃべっている、という状況です。
一人の人に対して話している時にも使えますし、講演のように大勢の人に対して一方的に話す時にも使えます。
I’ll speak to Tom about the problem.
( トムにその問題について話すよ。)
The sales manager spoke about our sales figures at the meeting.
( 営業部長が会議で売り上げについて話した。)
また、speakは声を発する行為に焦点をあてますので、必ずしも相手が存在しなくても
I speak English.
( 英語が話せます。)
のように「〇〇語を話す」と言いたい時にも使う事が出きます。
talk
talkは双方間で言葉のキャッチボールがある、speakに比べ、よりコミュニケーションを取っている(話し合っている)イメージの時に使います。
例)I would like to talk about my plan.
( 私の計画について話したい。)
We talked about the sales figures at the meeting.
( 会議で売り上げについて話した。)
★ここまでをふまえて、クイズの正解です★
( )にそれぞれsay, tell, speak, talk どの動詞を使うか当てはめてみましょう。(時制も考えてね)
- Tom ( said ) he would come back later.
- Tom ( speaks ) Japanese very well.
- Tom ( told ) me everything yesterday.
- Tom ( talks ) about his family very often.