IPテストってどんなテスト?
TOEIC®L&R TESTには、公開テストとIPテストがあります。
一般的にTOEIC®L&R TESTというと、公開テストを指す事が多く、公開テストは受験申し込みから受験者本人が行うものです。
IPテストは「Institutional Program」 いわゆる団体受験の事です。
大学や、語学スクールなどの教育機関、企業が、学内・社内で受験者を募り、試験を実施します。
IPテストを受験するには、受験者がIPテストを実施する団体に所属している事が条件となります。
IPテストと公開テストと何が違うの?
その1: 受験料が違う!
現在、TOEIC®L&R TEST(公開)の受験料は6,490円(税込み)。
IPテストはそれよりも安く(4,200円程度~)受験できるため、何度も受験をしたい人には大きなメリットといえます。
TOEIC®L&R TESTは2時間で200問を解く、英語処理能力が必要になるため、公開テストを受験する前にIPテストを受験し、テスト慣れをする、という利用方法もおススメです。
その2: スコアの認定証が違う!
公開テストを受験すると公式認定証(Official Score Certificate)が発行されますが、
IPテストの場合はスコアレポートが発行されます。
一番の違いは、公式認定証には、受験者の顔写真と、サインが印刷されているという点です。
TOEIC®L&R TESTの受験目的として、就職、転職活動に使う為に受験する方も多いと思います。
なかにはIPテストは信用性が低い、として認めない企業・団体もあるのは確かですが、
公開テストと同じく、IPテストのスコアは履歴書に書く事ができます。
公式認定証の提出を求められた際にスコアレポートが、その代わりになるのか確認しましょう。
その3:集中しやすい環境がある
公開テストの試験会場は、大学の大きな講堂を使われる事が多く、大人数が一部屋で受験するのが一般的です。
そのため、他の受験者の問題用紙をめくる音や、咳払いなどで集中が途切れた経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
IPテストは、実施団体の敷地内で行われるため、一会場の受験者数が少なく、雑音も少ない環境でテストに挑むことができます。
また、受験者は、同じ学校内・企業内の方々ですので、緊張することなくより集中しやすい点もメリットです。
その4: スコアが早く知れる
公開テストを受験した後、スコアの発表までおよそ4週間かかります。
それに引き換えIPテストは、回答用紙がTOEIC®L&R TESTを運営する一般社団法人国際ビジネスコミュニケーション協会に届いてから1週間程度でスコアが分かります。
1回のIPテストの実施期間は2週間あり、団体によっては、1回の実施期間中に複数回テストを実施する事があります。
その場合、受験したタイミングによってはスコアが分かるまで3週間程度かかる場合もありますが、一日でも早くスコアを知りたい方には、メリットと言えるでしょう。
その5: リラックスした状況で挑める!
今までに公開テストを受験された方の中には、
・試験会場が初めて行く場所で無事にたどり着けるか不安
・家から試験会場まで結構な時間がかかった
など、実際にテストが開始する前までにぐったりと疲れてしまった、という方もおられるのではないでしょうか。
今までに公開テストを受験された方の中には、
・試験会場が初めて行く場所で無事にたどり着けるか不安
・家から試験会場まで結構な時間がかかった
など、実際にテストが開始する前までにぐったりと疲れてしまった、という方もおられるのではないでしょうか。
IPテストは、実施団体の敷地内で行われる為、受験者にとって慣れた環境であり、よりリラックスした状態で試験に挑める、という利点があります。
また、公開テストは実施日時が、日曜日13:00開始と決まっており、テスト開始30分前に着席しておく必要があります。
ですが、IPテストは各団体が日時を決定するため、受験者の都合の良い日時で開催される、集合時間がテスト開始前30分を切っている場合がある、など実施団体によりさまざまです。
仕事で疲れ切っている身体で受験するのと、リフレッシュした状態で受験できるとすれば、体力がある時に受験した方が良いスコアが出ると思いませんか?
その6: 試験問題
「IPテストの方が簡単ですよ」と聞いたことがありませんか?
結論から申し上げると、公開テストもIPテストも残念ながら難易度は変わりません。
公開テストは、毎回新しい問題が使用され、IPテストは過去に出題された問題が使われます。
テスト形式は公開テストと変わらず、全200問(リスニング100問、リーディング100問)あり、問題用紙への書き込みや、試験問題の持ち帰りもできません。
『公開テストと同じ問題にIPテストで巡り合えるかも!』
という可能性は過去問を使用しているためあります。
ですが、問題用紙の持出が禁止されているTOEIC®L&R TEST。
出題された問題を記憶し、IPテストで出題されるまで覚えている、という可能性は・・・
かなり低いのではないでしょうか。
まとめ
TOEIC®L&R TESTの公開テストとIPテストは、環境の違いが大きくあります。
とはいえ、難易度に変わりはありませんので、やはり目標のスコアに向けて地道な学習が必要です。
自分にとってどちらのテストを受験した方がよいか、TOEIC®L&R TESTスコアの使い方によって選択してみてください。
アップルkランゲージでは、生徒様を対象に毎月IPテストを実施しています。
受験を希望される方は、お気軽にお問合せください。
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L&R means LISTENING AND READING.